夢のシンボル事典

飛ぶ夢の意味とは?ユング心理学でわかりやすく解説します!

飛ぶ夢を見たんだけど、これって吉夢なのかな?
飛ぶ夢は、残念ながら現実の厳しさをあらわしていることが多いんです。でも大丈夫!ユング心理学では、夢をどう活かすかが大事なのです。この記事では次のことがわかります。
・あなたにとっての、飛ぶ夢の意味がわかる!
・心理学的な夢の見かた・活かしかたがわかる!
chihiro

この記事では、ユング心理学をベースに夢分析という方法で夢を読み解いていきます。

夢分析ってなに?

ユング心理学の夢分析とは?夢占いとどこがちがうの?

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空を飛ぶ夢の意味は、現実の厳しさのあらわれ

空を飛ぶ夢は、現実の生活があまりに厳しいときに、見ることが多いです。特に、子育て世代や仕事で忙しい世代は、現実の厳しさのあらわれであるパターンが多いでしょう。自分の現実の厳しさに気づいていない人は、夢がそれを教えてくれているのです。自分と向き合う時間を、一日15分でもつくってみるといいかもしれません。

青年期など若い時期だと、新しい冒険に向かったり、知らない分野を開拓しようという時に見ることもあります。しかし、現実を離れてなんでもできるような気分になっているとしたら要注意です。

空を飛ぶ夢は、現実をしっかり見て一歩ずつ着実に歩いていくことが次のテーマになります。

低く飛ぶ夢・地面すれすれを飛ぶ夢の意味

エネルギーが落ちていることを意味しています。現実の生活でも、エネルギーが湧かずに疲れているところはありませんか?

家族のため、仕事のために毎日を送っていると、ふつうに生活しているだけでエネルギーが落ちてしまうことがあります。それは、知らないうちに自分の優先順着を下げてしまっているときかもしれません。自分のやりたいことだと思っていても、「本当にやりたい」という"want"ではなく、「やらなくてはいけない」という"must"を先にやってしまうことも多いでしょう。そして、「あれもできていない、これもできていない」と自分を追い詰めてしまう人もいるかもしれません。

そういうときは、「まず自分のできていること」という”can"を見つめてみましょう。どんなささいなことでも構いません。朝起きることができた。朝、顔を洗うことができた。朝、ごはんを準備することができた。家族にあいさつすることができた。たくさんのできることが見つかるはずです。

できていることを、そのまま受け入れてあげると、そのうちエネルギーが湧いてくるはずです。

飛ぼうとして落ちる夢の意味

「落ちる」のは、地に足をつけて歩き始めることを意味します。飛ぼうとして落ちる夢は、あまり後味がいいものではないかもしれません。不安もともなうことも多いでしょう。しかし、空という人間にとって現実的でないところに逃げるよりも、現実を歩いていかなければならないと夢が教えてくれています。

自分は、現実を歩いていける準備ができているんだと、前向きにとらえましょう。そして、高い目標の上を見るのではなく、現実にひとつずつ自分ができていることに目を向けてあげましょう。かならず、未来は切り開かれます。

空を飛んで逃げる夢

空を飛んで逃げる夢は、現実逃避をしたいという願望です。

家庭や仕事のことで、縛られてがんじがらめになって生きていませんか?あまりにつらい思いがつよいと、自由な空へ飛んで逃げていきたくなることがあります。

今、自分のつらさに気づいていない人は、自分が何につらくなっているのか振り返ってみましょう。自分が何につらいのかわからないときは、一度、無意識に自分や他人を「評価」していないか振り返ってみるといいかもしれません。とくに、自分を厳しく評価する傾向がある人は要注意です。

「私は今これをやらなければならないのに、やる気が起きなくてマイナス思考で最悪だな」と考えてしまう人は、事実と評価を切り離して考えてみませんか?

「私は今これをやらなければならない」のは事実かもしれません。「やる気が起きない」のも事実です。「マイナス思考で最悪」は評価です。「マイナス思考で最悪」と自分を評価すると、それも事実かのように思ってしまいます。現実は「やる気が起きない」だけなのです。それを評価せずに「やりたくないんだね」と自分を受け入れてあげましょう。

そして、少しでもいいので自分の気持ちを感じる時間を作ってあげましょう。そうすると、現実と向き合う元気がそのうち出てくるはずです。

chihiro
実際に夢分析をやってみたいという方は、下の記事を参考にやってみてください!

夢分析のやり方

【ユング心理学】夢分析のやり方をご紹介!夢からのメッセージとは?

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まとめ

空を飛ぶ夢は、現実の厳しさのあらわれでした。自分は現実逃避したいんだなということを、しっかり受け入れてあげましょう。

そして、現実をしっかり見て一歩ずつ着実に歩いていくことが次のテーマになります。

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